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診療科・各部門のご紹介健康のこと、あなたと一緒に。足立病院

各部門のご紹介

NST(栄養サポートチーム)

→栄養療法課トップ →NST →飲みこみ障害(摂食嚥下障害)

足立病院では、2013年8月より多職種による栄養管理体制が整い院内の医療チームとして稼動することになりました。
栄養は治療の基盤であり、すべての治療は土台となる栄養管理が十分に行われてこそ効果を発揮すると言われています。
一般に、入院患者の40%程度は栄養障害があると言われています。
低栄養の患者さんの多くは怪我や病気と闘うために体力を消費した結果、栄養障害に陥り、歩く力を失うどころか免疫力や嚥下機能も低下し、食事をうまく飲み込めなくなったり誤嚥性肺炎を併発、合併症をおこすなど入院期間は遷延し、入院死亡率も高くなってしまいます。

MINA 高齢者の「未来予想」Nestle Nutrition, 2010.

食事が取れない理由は病気によって様々です。食べ物を口に運ぶことができない人から、うまく飲み込みができない人、栄養吸収ができない人など多岐にわたります。
この負のスパイラルを断ち切るためにも組織横断的な栄養管理(=NST)は重要なのです。

足立病院のNSTについて

NSTではすべての患者さんに対して、入院時の栄養状態の把握・評価を行っています。
医師、歯科医師、看護師、臨床検査技師、管理栄養士、薬剤師、理学療法士、歯科衛生士などが各専門領域から意見を出し合い、栄養状態が悪く、改善の必要な患者さんに対して最も相応しく適切なタイミングで適切な栄養治療をサポートする組織です。

また、足立病院の特徴は診療科として歯科を有するため、食事・栄養補給の根源である経口摂取を専門的に見解することが可能です。どのような食事形態であれば、患者さんが安全に食べれるか。どのような食事内容にすれば、必要な栄養量を補給できるのか等、歯科衛生士も加えて検討を行っています。

嚥下造影検査を用いた誤嚥対策

嚥下造影検査を用いた誤嚥対策

足立病院の嚥下食について誤嚥をしていないかどうか、適した食品の種類、体位、摂取方法で食事がとれているかどうかなど、検査の結果からひとりひとりに合わせた安全に効率よく栄養・水分を摂取できるアドバイスをおこない、歯科医師より義歯の調整や口腔ケアの方法などお話しします。

輸液から経腸栄養を経て、さらには経口からの食事・栄養管理を行っていくうえでリハビリテーションの専門的領域は非常に重要です。
低栄養は寝たきりへの近道です。
栄養ケアなくしてリハなし、リハなくして低栄養の改善はない」を合言葉に
リハビリテーションスタッフも患者さんの栄養状態について積極的に関わり、食べることとADLの向上に取り組んでいます。

NST風景胃瘻で全身状態を整え、ひいては経口摂取を可能とし、あわよくば、胃ろうが抜去できること
胃ろうの造設においては近年、賛否両論ありますが、
足立病院では、皮膚に次ぐ免疫バリアでもある腸管を入院早期から維持し、利用することにより、栄養状態を適正に維持することが重要と考えています。

栄養補給が不十分な場合等、点滴に頼ることなく補助的な栄養補給経路として考え、食事が摂れるようになれば閉じていくことも可能です。
NSTとしても栄養不良による褥瘡・免疫不全による感染症・肺炎対策。そして治療への橋渡しとして今後も慎重に取り組んでいく術ではないでしょうか。

NSTスタッフ集合写真患者さんやご家族のみならず元気になって退院していく姿を医療スタッフも同じように思い描いています。
NSTスタッフは患者さんの栄養サポートに全力で取り組み入院時から退院までフォローしていきます。

足立病院のNSTの流れ

NST介入中には褥瘡委員会をはじめ各委員会や各科と連携し、定期的にカンファレンスや回診、勉強会をおこないます。患者さんに対する各職種からの専門的な情報を持ちより、現在の栄養状態や今後の方針にカンファレンスで上がった内容を重点的に観察し、回診結果で食事内容・経腸栄養・静脈栄養(点滴)・傷の処置等の検討を行います。経過や変更事項は回診記録へ記入します。

足立病院のNSTの流れ

 

地域へつなげる栄養管理

院内NSTから地域へ繋がる栄養管理を目標にNST介入中には積極的に栄養管理の経過説明や栄養情報の提供をNST専門医等からご本人やご家族へおこなっています。
また、退院によって施設や在宅へ栄養管理の担当者が変わってしまう場合等は、栄養情報提供書類の作成・送付をおこない、現在の栄養管理が可能な限り引き続きをおこなえるよう担当医や管理者へ情報の提供をおこなっています。